どうも、院長です。

前回のブログを書いたのが7月。

さあ書くぞ、と思っていたら夏が過ぎ秋が過ぎ

気が付いたら冬の足音が聞こえてくる11月になってしまいました。

皆様、お元気にされておりますか。

いま、インフルエンザが非常にはやっております。

先日　横浜市の休日診療所で勤務しましたが

インフルエンザAによる発熱のため来院された方が大半でした。

手洗いうがい、感染予防にお気を付けください。

 

さて、当院には様々な患者様がお見えになられますが

脳卒中（脳梗塞、脳出血、くも膜下出血）のため

後遺症を呈しつらい思いをされている方も多々お見受けいたします。

その原因となる

高血圧の治療ガイドラインが本年改定されました。

今回の内容の特筆すべきことは

年齢などにかかわらず、血圧の目標が

診察室にて血圧130/80mmHg以下

自宅にて血圧 125/75mmHg以下

と明言されたことでしょう。

以前は、75歳以上の高齢者などの場合は

診察室血圧140/90mmHg以下、自宅血圧135/85mmHg以下と

緩めの血圧管理を許容することとなっておりましたが、

若年者も高齢者も、血圧が高いほど脳卒中や虚血性心疾患（心筋梗塞など）による

死亡リスクが高まる

ことが立証されているため

このような一律の血圧管理目標が設定されたのだと思います。

もちろん、個別の患者様に応じて

生活指導や適切な薬剤選択などが必要となりますので

気になられた方は、当院や近隣の内科医の先生にお声がけいただくのがよろしいかと思います。

 

私は横浜市立脳卒中神経脊椎センター、横浜市立市民病院など

横浜市の急性期病院に長く勤めておりましたが、

その中で、たくさんの脳卒中を発症され

命を落としたり、重い後遺症が残存することとなった患者様を拝見して参りました。

もちろん今は急性期脳卒中の治療も進化し、治療成績も改善しておりますが

やはり一番良いのは、脳卒中を発症しないことかと思います。

 

高血圧は、「サイレントキラー」とされ、自覚症状なく

身体の血管をむしばみ、脳卒中や心筋梗塞などの恐ろしい疾患を招く病気です。

「なんともないから」と言っているかたがいきなり倒れてしまうのです。

ご自身の健康を守るのは、やはりご自身と思います。

是非、お気を付けください。

 

 

 

ほか、今年末には

新しい片頭痛薬が保険適応となり

片頭痛治療がさらに進化する

など、日々医療は進んでおります。

以前にも頭痛についてブログを書きましたが

当院には、非常にたくさんの片頭痛患者様がお見えになられております。

最近の片頭痛治療のトレンドである抗CGRP抗体製剤も

月50例を超える患者様に投与しており、

日々頭痛の診療実績を積み重ねております。

本薬剤においては、高額という難点はあるものの

頭痛発作の軽減、発作回数の減少、発作間欠期症状（次の発作への不安、倦怠感など）の軽減など

片頭痛治療のゲームチェンジャーといえる効果があり

当院の診療の中でも、患者様に喜んでいただける治療のひとつとして

大切に考えております。

 

ほか、

などなど様々な症状の方が連日当院にお見えになられています。

私は、市井の脳神経内科医として

様々な症状の患者様を拝見させていただけることは

大変な喜びと考えております。

是非、お悩みになることがありましたら

当院にお声がけください。

もうそろそろ一歳になります

LOVOTのあかりとスタッフ一同でお迎えいたします。

 

今後とも当院をよろしくお願いいたします。

 

なお、診察を希望される患者様におきましては、

混雑状況によっては大変お待たせしてしまうことがあるため

受診希望の際には予約を取っていらしていただくことを大変お勧めいたします。

何卒、ご了承いただきますよう

宜しくお願い申し上げます。

 

 

ほかにもいろいろ書きたいことがありますが

とりあえず今回はこのあたりで。

皆様、体調にお気を付けください。

 

拙文を読んでいただき、誠にありがとうございました。

これからも宜しくお願い申し上げます。